「誕生日には真白な百合を」 福山雅治
作詞・作曲:福山雅治 編曲:福山雅治 / 井上 鑑
直木賞作家・重松清のベストセラー「とんび」(角川文庫刊)をドラマ化したTBS系列 日曜劇場 「とんび」の主題歌。
曲はドラマのために書き下ろされたものです。「誕生日には真白な百合を」の「真白」は「ましろ」と読みます。子から親への思いを歌った楽曲。
収録アルバム
発売日 | アルバムタイトル |
14年4月2日 | HUMAN |
15年12月23日 | 福の音 |
収録DVD
発売日 | DVDタイトル |
13年6月26日 | 福山☆冬の大感謝祭 其の十二 Hotel de 福山 |
曲の概要
TBS系列 日曜劇場 「とんび」の主題歌として書き下ろされた楽曲。
「とんび」のプロデューサーからは「ふるさとに帰りたくなるような、もしくは帰り道に聴きたくなるような歌をお願いします。」と言われたそうで、最初は「難題だな」と思ったそうです。
福山さんはこの曲について、「誕生日に真白な百合を」は「家族になろうよ」から続いてくるような「家族」「親子」がモチーフ」と語っています。
ドラマのテーマが家族愛ということで、福山さん自身が親に対して思うこと、していることなどを踏まえて作られています。
福山さんは最初「(曲が)全然書けなかった」といいます。
書けなかった理由はドラマが(関係が)近い人の話なので、必然的に自分の親に対しての気持ちなどを歌うことになるわけですが、それができなかったそうです。
そのことについては、「おばあちゃん位離れた人だと歌えるんだけど、母親とか父親とかは直接は歌ったことがない。だからそういう意味では今回初めてで。これは俺的には、17歳の時に父親が死んでるんだけど、自分の父親に対する歌なんだよね。」(福山雅治の魂のラジオより)と語っています。
ちなみに福山さんが自分のおばあちゃんのことを歌った楽曲には「蜜柑色の夏休み」、「Beautiful life」などがあります。
曲中で聞こえてくる笛のような音は、南米アンデス地方の民族音楽で使われる笛の一種、サンポーニャという楽器の音です。
ミュージッククリップ(PV)について
この曲のミュージッククリップは福山さんが夜の街でタクシーに乗っている姿が映されています。
タクシーに乗って、外を眺めながら何かを考えている福山さん。ふと故郷のことを思って、あの人のことを思い出す・・・という歌詞を踏襲した内容にしたそうです。
この撮影が行われたのは夜の銀座。カメラをタクシーに積んで撮影したのですが、かなり目立ったそうで多くの人が足を止めて見ていたのだとか。しかし、殆どの人はGoogle Mapのストリートビューの撮影だと思ったそうです。
ちなみに歌っているシーンは別日に撮影されています。