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「蜜柑色の夏休み」 福山雅治

作詞・作曲:福山雅治 編曲:佐橋佳幸

福山雅治さんの8枚目のアルバム「f」に収録された楽曲。アルバムの発売は01年4月25日。

収録アルバム

発売日 アルバムタイトル
01年4月25日 f
10年11月17日 THE BEST BANG!!

収録DVD

発売日 DVDタイトル
01年12月12日 fukuyama MASAHARU EGGS LIVE:OSAKA DOME/CLUB Eggsite
10年4月28日 福山☆夏の大創業祭 稲佐山
10年6月30日 福山☆冬の大感謝祭 其の四 
~♂も♀もパシパシ フィコフィコ! アコギ色の冬休み~
12年6月27日 WE’RE BROS. TOUR 2011 THE LIVE BANG!!
12年12月15日 福山☆夏の大感謝祭 俺とおまえのStadium Liveリクエスト

曲の概要

佐橋佳幸さんと小倉博和さんによるギターデュオ、「山弦」とのセッションが実現してレコーディングされた楽曲です。

福山さんが小学校2年生から3年生の頃のことを書こうと思い作成された曲。おばあちゃんのことを歌っているので、おばあちゃん本人に聴いてもらうのは恥ずかしいのだそうです。

夏休みに汽車に乗っておばあちゃんに会いに行く時のワクワク感と楽しかった思い出が歌詞に表現されていて、何だか懐かしい気分に浸れる楽曲。こんな夏休みを経験したこと、あなたもあるかも知れません。

本人いわく、「根強いファンがいらっしゃるナンバー」とのこと。この曲に出てくるおばあちゃんの家に遊びに行くと、キッチンが土間で、釜でご飯を炊いて、お風呂も薪で沸かす五右衛門風呂だったそうです。

夏はその土間がひんやりと涼しく、その土間に「まる」という歌詞にも出てくる、まんまる太った猫がいたそうです。

福山さんはこの曲について雑誌でこんな風に語っています。

「『8時6分発 ヂーゼル汽車にのって 蜜柑のおばあちゃんの 笑顔に逢いにゆこう』

幼い頃の僕の姿です。祖母のある集落はみかん畑に囲まれ、本当に何もないところ。山に囲まれたところなので日が早く沈むし、隣町に行くのも大冒険。

子供の頃は「山を越えるのに、キツネにばかされないように気をつけろ」なんてまじめな顔で言われてました(笑い)」(AREA LONDON2012 福山雅治 X ロンドン五輪)

ちなみに、この歌で登場するおばあちゃんは福山さんのコンサートにも来たことがあって、その時は通路のところに立って「いつも孫がお世話になっております」って来る人全員に頭を下げていたのだそうです。

この「蜜柑色の夏休み」がアルバム「f」の中で一番好き・・・という方も多い隠れた名曲と言えるのかも知れません。

こういった少年期のことを歌った曲は福山さんとしては(この曲を発表するまでの福山さんとしては)珍しいと言えます。

また、曲調も福山さんにとってはこの曲までの曲とはまた少し違ったアプローチで、福山さんの曲をあまり知らない方が聴いたら「えっこの歌も福山なの?」って言ってしまうかも。

蜜柑色の夏休み 2015について

2015年8月には31枚目のシングル、「I am a HERO」にてこの曲の2015年バージョンが収録されています。

変更点は、歌、コーラス、ギター、ハーモニカ・・・などです。それぞれ歌い直し、弾き直し・・・など、変更が加えられています。

ギターは、1930年製のマーチン、OM-45が使われています。