「Beautiful life(ビューティフルライフ)」 福山雅治
作詞・作曲:福山雅治 編曲:福山雅治・井上鑑
福山雅治さんにとって29枚目となったシングル「Beautiful life / GAME」の最初の楽曲。
シングルは12年9月26日発売。SKⅡのCMソングで聴き手が女性であることを意識して書かれた楽曲です。ちなみにこの「Beautiful life(ビューティフルライフ)」にはピアノ弾き語りバージョンもあります。これはSK-IIのTV CMとして一度きり放送されたもので、シングル「Beautiful life / GAME」に収録されています。
収録アルバム
発売日 | アルバムタイトル |
14年4月2日 | HUMAN |
15年12月23日 | 福の音 |
収録DVD
発売日 | DVDタイトル |
12年12月15日 | 福山☆夏の大感謝祭 俺とおまえのStadium Liveリクエスト |
13年6月26日 | 福山☆冬の大感謝祭 其の十二 Hotel de 福山 |
15年4月8日 | WE’RE BROS. TOUR 2014 HUMAN |
曲の概要
「日本の女性は美しい」というコンセプトでオファーされたタイアップ曲でSKⅡのCMソングです。福山さんは雑誌のインタビューで女性の「内面の美しさのことを考えてみようと思った」と語っています。
使用ギターはマーチン(Martin) OOO-42。ギター演奏(エレキギター・アコースティックギター)は本人によるもの。
PVの撮影は北海道紋別市コムケ湖のほとりで行われました。真夜中の1時30分にスタンバイして、3時に撮影スタートというハードスケジュール。
映像の中で福山さん本人が弾いていたピアノは湖の湿気で音がどんどんでなくなっていくというハプニングもあったようです。
美しいメロディと熟成されたといいましょうか、深みがぐっと増した福山雅治さんのボーカルがなんといっても魅力的な楽曲。間違いなく、おすすめの一曲です。
曲は自分のおばあちゃんが「美しく歩んできた生きた軌跡。そこを根源として作った曲」で福山さんが思う日本の女性の美しさがこの曲に込められているといいます。
福山さんは自分の祖母について雑誌のインタビューでこんな風に語っています。
「美しい女性のイメージは祖母だった。祖母は、農家に嫁いできて、戦時中の国策で産めよ増やせよの挙句、おじいちゃんが若くして病死しちゃったんです。
その後やったことのない農業で泥まみれになりながら子供たちを育て上げてという。そんな中で良いことも悪いことも呑み込んでいくその心のありようの強さ、美しさを伝えようとしたら、こういう歌詞になったんです」(週刊現代 12年10月13日)
歌詞の中にある「傷ついても受け入れることを選ぼうとするその心」や「許すことでしか変えられないことを知っているその心」は福山さんが考える日本人女性の強さや美しさであり、そういう人と一緒に居られることは歌のタイトルにある「Beautiful Life(ビューティフルライフ)」つまり素晴らしい人生につながってゆくのかなと感じたそうです。
また、美しい女性について、
「美しい人とうのは清廉潔白、聖人君子じゃない。そういうことじゃない。美しい人というのは自分の良くないところ、ダメなところネガティブなところをわかりながら、それでもそれを直そうとしたり、直らないかもと思うところと共存しながらも少しでも良くなっていこうとするその姿勢が美しいんです。」(12年10月の言葉)
とも語っています。また、雑誌のインタビューで福山さんは:
「決して大上段から受け入れなさい、許しなさいと歌っているわけではないんです。生きていれば、受け入れられないこと、許せないことは必ず生まれる。
憎しみや悲しみを持っていない人の方が少ないでしょう。もし、どうしても抜け出せない場所に迷い込んでしまったら、信じることを大切にしてほしいと思うんです。」(WHAT's IN? 12年10月)
人や明日、そして、自分を信じる気持ちを大切にすれば、それが強さになり、美しさになる・・・とも。
ウェブにはアカペラで低いキーのバージョンがタイアップ先のSK-Ⅱのウェブサイトにアップされました。アカペラで歌ったことの大変さについて、「絶対音感があるわけではないので、低いキーでやっていると音程がずれていかないんだけど、高いキーで歌うとキーがどんどんどん下がってゆく。」と自身のラジオ番組の中で答えています。
また、伴奏がないところで歌うのは、「あまり気持ちのいいものではない」とも。
歌詞の中で「生まれ変われる気がするんだよ」という部分がありますが、男は女性に比べて我慢強くなく、すぐ怒ったり、耐えられなくなったりする。だから、女性の辛抱強さを感じると「自分も今のままじゃいけないなと思ったり」するそうです。
尚、カラオケを歌う時のポイントについて福山さんは「歌い上げ過ぎない。いきみすぎないことが大事」と答えています。