歌い方や歌うことについて:福山雅治の名言、言葉
「歌はやっていくうちに上達します。」(15年6月の言葉)
ラジオのリスナーから、「歌は続けていけば上達しますか?」という質問を受けて。そのためには自分の歌を録音して聴くことだとアドバイスしています。
「できないことをやろうとした結果、自分のオリジナリティっていうものがわかる」(15年3月の言葉)
自分の声、歌い方について語った言葉。
氷室京介さんや西城秀樹さんのような声、歌い方に憧れたそうです。ただ、やってみて自分ではできないことに気づいて・・・という話の中で出てきた言葉。
「ポリープをとったんですよ。(中略)それから大分歌い方も試行錯誤しましたね。ボイストレーニングも行ってました。」(15年3月の言葉)
デビュー当時(ファーストアルバムをレコーディングしている当時)のことを振り返って。
「僕は決して声の音域が広い方ではないので、ファルセットを除くと実際に歌えるのは1オクターブ半あるかないか」(PERSON vol.19)
そのため、メロディ作りの自由度は高くないと考えているそうです。
「喉の疲れの癒し方はしゃべらないことです。歌い終わったらしゃべらない、そしてよく寝る事、感想させないこと、辛い物を食べないこと」(13年12月の言葉 )
毎晩マスクをして寝るそうです。
「(歌について)トレーニング次第で高い声は出るようになりますよ。少しだけ」(13年9月の言葉)
ボイストレーニングで習ってた時に先生から言われてたのは、あくびする時が一番のどに負担がかかってない(ということでした)。あくびをする感じで高い声を出す練習というのがボイストレーニングにあるんですよ。
デビュー前後にそうやってトレーニングをしていたそうです。
「(歌を歌う時は)目の前のオーディエンスに届けようと思って歌うこともあれば、逆に自分に内側に向かった歌おうと思う時もある」(13年8月の言葉)
それは曲によって使い分けているそうです。
「歌の上手下手に絶対音感は関係ない」(13年7月の言葉)
「絶対音感はあるに越したことはない場合もあれし、逆にあることによって邪魔になることもある」そうです。
「ピアノの弾き語りは歌に合わせて伴奏する。ピアノに合わせようとするといきなり失敗する」(13年1月の言葉)
自分ではピアノの弾き語りはどっちかと言うと下手だと思っているそうです。
「喉だけで歌っているわけではない。肺活量というか、呼吸で歌っている」(13年1月の言葉)
体を鍛えたことで効果を実感したことについて語った言葉。体の回復力も高まったと同時にライブでも声がもつようになったのだとか。
「自分の声が大嫌いだった。もっとこう氷室京介さんとか西城秀樹さんみたいな声になりたかった」(12年12月の言葉)
自分の声については「諦めた」そうです。「疾走感のあるサウンド」では低い声の人がいないし高い声の方が抜けてくる。それでも低い声で「だましだまし」よくやっていると自分を褒めてあげたいそうです。
「日常生活の中で感情をバンと出すことができたら歌う必要もなければ、ドラマでやる必要もない」(12年8月の言葉)
感情を普段の生活の中で出せないから、音楽やドラマという場を借りて自分の中でたまっているものを解放させることができている・・・そうです。
「合う合わないというのがありますからね、やっぱり歌い方とメロディや歌詞や曲にこの歌い方、声の出し方がフィットするしないがあるので、色々試しますよ」(12年8月の言葉)
ただ、その曲に導かれるような歌い方というかそういったものを心がけているそうです。
「僕はもともと歌ってなかったんですよ。シンガー・ソングライターになりたいと思ってなかったんです、昔は。」(ギターマガジン 2012.2)
声が歌には不向きだと思っていたため、長崎にいた頃はギターだけやっていたそうです。
「そもそも、自分が歌をうたうとは思ってなかった。」(SWITCH 11年10月)
故郷の長崎でコピーバンドをやっていた頃はギターを弾いていて、そのコピーバンドのボーカルが抜けた時に、「じゃあオレが歌うわ」といったなんとなく歌うようになったそうです。
「ちっちゃく歌おうって思うようになってきました」(福山雅治「伝言」 木村克己 p67)
歌い方を変えたと語った後の言葉。05年の話。アルバムでは「f」が01年に発売されていて、06年には「5年モノ」が発売になります。確かに、「5年モノ」に収録された歌、例えば、「虹」「ひまわり」「泣いたりしないで」「milk tea」など、シンガーとしてより魅力的になったように思います。
ちっちゃく歌う理由は、音に圧力をかけてしまうと奥行がなくなると思ったそうで、ちいさく歌うことでざらつきや幅が出て、そこにニュアンスがついてゆくからと語っています。
「僕がやりたいことはひとつしかないわけですよ。ギターを弾いて歌っているだけでいいわけですよ。言ってしまえば」(福山雅治「伝言」 木村克己 p100)
「自分のこの声も、福山雅治という人間が持っている武器として使えるのかなって思うようになれたのはごく最近ですね」(CREA 95年3月号)
以前は自分の声はあまり好きじゃなかったとも。