「クスノキ」 福山雅治
作詞・作曲:福山雅治 編曲:福山雅治 / 井上 鑑
福山雅治さんの11枚目のアルバム「HUMAN」に収録された楽曲。アルバム発売は14年4月2日。
収録アルバム
発売日 | アルバム |
14年4月2日 | HUMAN |
15年12月23日 | 福の音 |
収録DVD
発売日 | DVDタイトル |
15年4月8日 | WE’RE BROS. TOUR 2014 HUMAN |
15年8月1日 | 福山☆冬の大感謝祭 其の十四 THE BEGINNING |
曲の概要
福山さんの地元、長崎の山王神社にある被爆クスノキをモチーフにした楽曲。
このクスノキをモチーフにした楽曲は発表前からずっと考えていたそうで、11枚目のアルバム「HUMAN」でそれが実現する形になりました。最初からアルバムの1曲目にというイメージはあったようです。
このアルバムを制作するにあたって、「時期なのかな。やっと歌うタイミングなのかなあ」と思ったそうです。言ってみれば使命のようなものを感じていたのだとか。
福山さんはラジオで自身が被爆二世であることを語っており、それが一時大きなニュースにもなりましたが、本人は特に隠していたわけではなかったようです。
この楽曲のタイトルになっているクスノキがある神社の鳥居(爆風を受けて一本足で立っている鳥居)のところで撮影した写真が高校の卒業アルバムに載っているのだとか。
この曲のメロディ自体は発表される5年以上前からあったそうで、稲佐山ライブで歌うという構想もあったそうです。
福山さんは普段はメロディを先に作られるのですが、この曲に関しては「我が魂は故郷へ帰る」というような言葉がメロディと共に浮かんできていたそうです。その時は「これって戦争に行った軍人さんの詩なのかな」と思ったそうです。
でも、その先が浮かばず5年ほど経っていたそうですが、今回のアルバム(HUMAN)制作にあたってもう一度考え直してみようと思われたそうです。
その時、「我が魂」というものも福山さん本人のものではなくて、長崎にある被爆した楠木の目線で考えていった時に、その魂は故郷に帰るのではなく、この土に根差し、決して朽ちずに倒れずに・・・なんだと思ったのだとか。
それがこの「クスノキ」という歌になったそうです。