「東京」 福山雅治
作詞・作曲:福山雅治 編曲:福山雅治/井上鑑
福山雅治さんの9枚目のアルバム「5年モノ」に収録された楽曲。アルバムの発売は06年12月6日。フジテレビ系 ドラマ「SLOW DANCE」主題歌。
収録アルバム
発売日 | アルバムタイトル |
06年12月6日 | 5年モノ |
15年12月23日 | 福の音 |
収録DVD
発売日 | DVDタイトル |
10年6月30日 | WE'RE BROS. TOUR 2007 “17nen mono” |
曲の概要
福山雅治さんにとって20枚目となるシングル「東京」に収録された最初の曲。シングルの発売は05年8月17日。デビュー15周年に発表された作品でもあります。
この「東京」は福山雅治さんの東京3部作の第一弾。ちなみに他の2曲は、「Beautiful Day」と「東京にもあったんだ」になります。
05年に放映されたドラマ「スローダンス」のために書き下ろされた楽曲。ツアー中にタイアップの話が来たこともあって、製作期間はおよそ1か月という短期間で創られた楽曲。
長崎で過ごした時間と東京で過ごした時間が一緒になった(この時、福山さんは36歳で、長崎で18年、東京で18年過ごしていた)ことを踏まえて、自分が歩いてきた道を確認するように作られた作品なのかも知れません。
故郷の長崎について福山さんはこう語っています・・・
「ぼくを育ててくれた場所であり、ぼく自身を形成している、木や花でいったら地中に埋まった根の部分でもあります。18歳で長崎においてきたつもりの自分を、じつはそのまま持っていている。だから改めて「東京」という歌になったり、「東京にもあったんだ」という歌になったりするんだと思います。」(p148 福山雅治の肖像)
福山さんは東京のことをファン会報で「何か具体的な目的がないといられない街」だと語っています。
何かがないといられない、じゃあ、自分はなんで自分は東京にいるのか?ということの理由の1つをこの「東京」で歌いたかったのだそうです。
アコースティックギターのふんわりした音色と爽やかなボーカルがまるでそよ風が通り抜けるかのように心地よい作品。
ギターは福山さん本人による演奏です。本人は、この曲を発表した後に「最近やっと頭の中で鳴っている音を弾けるようになってきたんですよ。」(「SWITCH」 VOL.23 05年)と語っています。