「あしたがあるから」
91年10月18日から12月20日に放映された連続テレビドラマ。福山雅治さんにとって初出演となったドラマ。
主演は今井美樹さん。結婚を夢見ていたOLがあることがきっかけで部長に抜擢される。仕事や恋愛、結婚というものが描かれた大人のドラマ。
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キャスト
安部令子・・・・・・今井美樹
反町健太・・・・・・石橋凌
山吹圭子・・・・・・仙道敦子
高見沢亜希・・・・・・中嶋朋子
若村良一・・・・・・福山雅治
城之内敏光・・・・・・村井国夫
安部康夫・・・・・・井川比佐志
安部万里子・・・・・・大楠道代
安部真一郎・・・・・・田中傑幸
エピソード
3枚目のオリジナルアルバム「BROS.」のレコーディング終了の翌日から収録に入ったドラマ。
このドラマのプロデューサー、遠藤環さんは当時俳優としては無名だった福山さんのプロフィールを見た時に「こいつは絶対に売れる」と確信したといいます。そこで、歌にこだわっていた福山さんに「テレビで顔が売れてから、歌で売れても大丈夫だから」と説得。
それならば、挿入歌を歌わせてほしいという福山サイドの希望もあって、次作となった「愛はどうだ」で挿入歌「Good Night」を歌うことになっています。
福山さん自身はこの頃、ドラマには興味がなかったそうですが、「出て欲しいと言われて悪い気はしなかった」そうです。
福山さんは若村良一という役柄についてこんな風に語っています。
「表面的なところでは本来のオレと違うんだけど、上昇志向が強いとか女性とのかけあいのベーシックな部分はけっこう似てるね。オレも野心家だからさ。だけど自分の目的のために女を利用したことはないよ」(「なぜ福山雅治は俳優でも一流になりえたか」さくら真 p.39)
また撮影終了後にはこんなコメントも残しています。
「彼女たち(共演した女優)のことは普段テレビで見慣れているでしょ。でもオレがテレビに映っているのなんてぜんぜん見慣れてなくて。現場でモニターチェックしたんだけどさ、オレだけ馴染んでないの。素人がポンと混ざっているような感じで笑っちゃったね」(「なぜ福山雅治は俳優でも一流になりえたか」さくら真 p.40)
このドラマの放映中に福山さんは新宿のライブハウフでライブをやっていますが、830人収容のライブハウスは超満員になっています。
ただ、聴きに来ている人の半分はテレビで観た福山さんを生で見ようという興味本位の人たちでした。この時の様子を福山さんは「怖かった」と語っています。