「LION」 福山雅治
91年3月21日に発売された福山雅治さんのセカンドアルバム。ファーストアルバム「伝言」からおよそ一年ぶりに発売されたアルバムです。
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アルバムについて
ファーストアルバムの発売から1年ぶりに発表されたセカンドアルバム。2枚目のシングルでもある「アクセス」や3枚目シングル「風をさがしてる」を収録。「アクセス」で福山さんはミュージックステーションに初出演しています。
ファーストアルバム「伝言」との一番の違いは、このアルバムに収録されている楽曲のほとんどが福山さん本人による作詞・作曲である点です。ファーストアルバムでは作詞のみを担当するというケースが多かったわけですが、セカンドアルバムではほとんど自身で作詞、作曲を担当しています。
この頃の福山さんは勿論売れていなかったわけです。そのため、このアルバムを出した頃から「マネージャー陣、レコード会社、スーパーバイザー、そんなスタッフとボクと集まって、河口湖かどこかのペンション借りて「なぜ福山さんは売れないのか?」「どうやったら売れるか?」「この人のどこがいけないのか?」ということを車座になって語り合うわけですよ。本人を目の前にして」(ファン会報 BROS.#68)というエピソードも。
また、このアルバムが出た頃にやっと印税が入ってきたそうで、そのお金は全部、長崎を出る時に20万円を借りたおばあちゃんに返したとか。本人は「倍にして返してあげなきゃ」と思っていたそうです。
収録曲
1 | もう君はいない |
作詞:松本一起 作曲:福山雅治 編曲:中村修司 | |
とてもクールな印象のイントロからスタートするこの曲は、別れた人について歌った楽曲です。 | |
2 | このまま Rain |
作詞・作曲:福山雅治 編曲:中村修司 | |
作詞、作曲共に福山雅治さん本人が手掛けた楽曲。愛する人と街をおいて、遠い街へと走ってゆく様子が描かれています。 | |
3 | 風をさがしてる |
作詞・作曲:福山雅治 編曲:中村修司 | |
「風をさがしてる」は福山雅治さんの3枚目のシングルでもあります。もともとはシングル用の曲ではなかったようですが、スタッフの間で好評だったこともあって、シングルになったのだとか。歌詞はバイク仲間とのバイクで走った時のことやその仲間が亡くなってしまったことなどが書かれていますが、実話がもとになっているそうです。 | |
4 | 雨のメインストリート |
作詞・作曲:福山雅治 編曲:中村修司・榊原雄一 | |
演奏時間が7分を超えるという福山さんの中でも長い楽曲となっています。曲はスローテンポのバラード。ラブソングであり、恋人のことを歌った曲。目を閉じて、ゆっくりと聴きたい一曲ですね。 | |
5 | 逃げられない |
作詞・作曲:福山雅治 編曲:中村修司 | |
3枚目のシングル「風をさがしてる」のカップリング曲。後のベストアルバムにも」何度も登場する曲です。 | |
6 | LOVE SONG |
作詞・作曲:福山雅治 編曲:中村修司・榊原雄一 | |
タイトルは「LOVE SONG」ですが、誰か恋人に向かった歌った曲というよりは、この時代にラブソングを歌っていたいという歌詞の内容になっています。 | |
7 | アクセス |
作詞:竹花いち子・福山雅治 作曲:井上大輔 編曲:中村修司 | |
CMタイアップ曲。もともとは、Victor「ムービーごっこ」のCMのためだけに作られた楽曲でしたが、人気が出たため、シングルとして発売されることになりました。この曲で90年12月に福山さんは「ミュージックステーション」にも出演しています。 | |
8 | どうしたらいいんだろう |
作詞:松本一起 作曲:中村修司・福山雅治 編曲:中村修司 | |
このアルバムの中で福山さん本人が作詞を担当していない曲が4曲ありますが、その中の1つ。 | |
9 | Radio Days~1943・・・~ |
作詞・作曲:福山雅治 編曲:中村修司 | |
セカンドシングル「アクセス」のカップリング曲として収録されています。シングルの発売は90年11月7日。ラジオをテーマにして作成された楽曲。 | |
10 | ザラついたシチュエイション |
作詞:松本一起 作曲・編曲:中村修司 | |
セカンドアルバム「LION」の中で唯一、福山雅治さんが作曲も作詞も担当していない楽曲。 | |
11 | この国を |
作詞:松本一起 作曲:福山雅治 編曲:中村修司 | |
作詞、松本一起さん。作曲、福山雅治さん。テンポの良い曲。今の不安や幸せ未来の夢などについて語った楽曲。 | |
12 | もっとそばにきて |
作詞・作曲・編曲:福山雅治 | |
作詞、作曲、編曲まで全て福山雅治さんが手掛けている曲はこのアルバムの中でも「もっとそばにきて」だけ。非常にリズム感があってテンポのよい曲で聴いているとテンションも自然と上がる曲。 |